父ちゃんからの手紙-その1-「おまえが生まれたとき」
我が子、ユウシンへ。
36歳の父ちゃんです。
人生何が起こるかわからない。
よい意味でも、ひょっとしたら悪い意味でも。
だから今、父ちゃんが考えている事や、父ちゃんが人生から学んだ色んなことを
未来のお前に確実に伝えたくて、
今日からブログという形で残していこうと思います。
父ちゃんもおかーやんも、ココロからおまえを愛しています。
今日はおまえが生まれたときの話を書きます。
来月、ユウシンは2歳になるね。
一昨年の2月におまえは生まれたんだよ。
父ちゃんは病院のベンチで、帝王切開の手術中のかぁちゃんとユウシンの無事を祈って待ってました。
まず先に、
看護士さんが両手でカートを押して出てきました。
カートの上のベッドには生まれたばかりのおまえがスヤスヤ眠っていたよ。
父ちゃんはまず、
おまえに
目があるか、
耳がついているか、
鼻があるか、
両手の指の数、
両足の指の数、
身体全体を見て確認した。
「全部、ある」
そう確認すると、やっと緊張や不安が和らいだよ。
ユウシン、
おまえは立派な顔と手足、身体を授かって生まれてきました。
それは「普通のこと」と思うかもしれない。
でも決して「当たり前」じゃないんだよ。
奇跡なんだよ。
「ありがたい(有り難い)」ことなんだよ。
おまえは耳が良くて、遠くで鳴ってるサイレンや、遠い空の向こうで飛んでる飛行機の音もすぐに聞き取れるね。
立派な耳だよ。
それも「ありがたい」ことだよ。
おまえはとってもキレイな瞳をしていて、
大好きなバナナやアンパンマンやOPAのネコのキャラクターが街の何処かに紛れてるとすぐに見つけるね。
それだけでもう、奇跡なんだよ。
父ちゃんも、
時々「感謝すること(ありがたいと思う気持ち)」を忘れて、
文句や不満を口にする事もあります。
ユウシンも大きくなって、もし感謝の気持ちを忘れそうなときは
自分の両手を見つめて、
「ありがとう」って言ってみてください。
父ちゃんより